ESP Alex Beyrodt Custom "Silent Force" |


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メイプルネック、 10 フレット目からスキャロップ加工、 Silent Force インレイ、 Floyd Rose 、オン/オフスイッチ、 Seymour Duncan Screamin Demon ピックアップ |
とても特別なギターだ。 ESP の Nori Ishii 氏が俺のために作ってくれたギターで、これを弾けることをとても光栄に感じているよ。 SILENT FORCE のプロモツアーで日本に行った時に、ある朝一本の電話で目を覚ましたんだ。「お客様がお見えになっていますので下に降りてきていただけますか?」 前の晩にちょっと飲みすぎて二日酔いだったんだけど、「いったい誰だろう」と思いながら下のロビーに行ってみると、そこにはギターケースを片手に Nori さんが立っていた。彼はケースを開けて言ったんだ。 "With the best wishes from ESP!!" あれは人生最高の瞬間のひとつだったね。 Nori Ishii が手がけた日本製の Alex Beyrodt Custom モデル・・・何という名誉なんだ。 それからこのギターは俺のメインギターになり、 STRATOVARIUS や ANGRA 、 UDO らとのツアーはすべてこのギターで演奏したよ。 |
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SIGGI Guitar Stratocaster 2001 Vintage White |



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ローズウッド指板、 10 フレット目からスキャロップ加工、 Floyd Rose 、リアに Seymour Duncan Li'll Screamin Demon ピックアップ、フロントに DiMarzio HS2 をマウント。 Sperzel ペグ。ボディ裏に Yngwie Malmsteen Attack ツアー時のバックステージパスと "Gib Techno keine Chance" (「テクノにチャンスを与えるな」)ステッカー貼付。 |
俺のメインギターだよ。このギターで世界中を周った。米国でのワークショップツアー(カリフォルニア、テキサス、ペンシルヴァニア、アトランタ、オクラホマ、アリゾナなど)、中国、マレーシア、インドネシア、日本、フランス、英国、イタリア、スペイン、ドイツ、ベルギー、オランダ、フィリピンなどなど・・・全部は思い出せないぐらいだ。このギターをドイツでケースに詰め、世界中を飛び回り、ギグの前にケースを開けて取り出すんだ。チューニングする必要なんてない。いつもチューニングが合っているんだからね!! 中国で二度目のワークショップツアーを行った時、万里の長城にこれを持っていって、壁に叩きつけたんだ。ギターのボディに今でもその跡がしっかり残っているから、「これは万里の長城のものだ」と今でも言える。 非常に完全で、温かみのあるサウンドが出るんだけれど、それでもストラト独特の音色がする。 Siggi Guitars の Siggi Braun は恐るべしギターを完成させたね。 2002 年以降、アルバムでのギターソロはすべてこのギターで録音しているんだ。 |
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FENDER Stratocaster 1979 Black |



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10 フレット目からスキャロップ加工、 Seymour Duncan ピックアップ |
最初のストラトキャスター。 16 歳の時に買ったギターだ。これを買うために当時モトクロスのバイクを売った覚えがあるよ(当時はレースをしていたんだ)。このギターは俺のキャリアの最初からずっと自分についてきてくれている。改造もしたし、コンサートでも使ったよ。 まだ俺が 18 歳の時、当時のバンド WILD AXES を率いてアメリカ軍のクラブでよく演奏していていたんだ。タフだったよ。毎晩 5 時間演奏して、それから片付けて家に帰るんだ。朝 5 時に眠りについて、翌朝 8 時には学校さ。大変だったけど、とても良い時代だったね。 1987 年まで俺のメインギターだったんだ。その後 ESP Steeler と出会うことになる。それからは 1999 年まで押入れに入れていたんだけど、それからまた取り出して新しいネックとペグをつけてみたら、もの凄いサウンドになってね!また全面的に修理し直さないといけないんだけれど。 塗装はもうボロボロだ。当時 Fender は車用の安価なラッカーを使っていたから、木材の働きと気温の差に耐えることができなかったんだ。 俺の最初の Fender のケースは、ツアー生活に 100% 耐えられず、残念ながらこんなにボロボロになってしまったよ。 |
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EDWARDS Stratocaster Dakota Red |


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フルスキャロップ、ローズウッド指板、 Wilkinson トレモロユニット |
日本で 3 週間のワークショップツアーをした時、国内をあちこち周ってたくさんのクリニックを行った。その時、妻の Yuko も連れて行ったんだ。東京の池袋にある Musicland Key で最後のワークショップを行った時、このギターを見つけてね。店の片隅に古い弦が張られたまま置いてあって、俺に話しかけてきたんだよ(笑)。その場でちょっと試奏したら、 Yuko がヴァレンタインデーのプレゼントとしてそれを買ってくれたんだよ。その後はちょっと改造して、フルスキャロップ加工にしてもらって、 Wilkinson のトレモロを取り付けた。このギターはソフトで丸みのある音色をしていて、ものすごく弾きやすいんだ。特にこのダコタレッドのカラーが気に入ってるよ。なぜかって?大昔に John Sykes が、手を骨折した Mel Galley の代理として WHITESNAKE でプレイしているのを観た時、彼はたった一人で一本のストラトで演奏していた。そのストラトがダコタレッドのカラーだったというわけ。 John が演奏しているのを観たのはその時が初めてだったんだけれど、あれはまさにギターヒーローの世界へのトリップだったね。一生忘れない思い出さ。そんな John の思い出もあるから、俺はこのギターを尊重しているんだ。普段彼はレスポールをプレイしているから、だから余計に彼がストラトを弾いているのを観たのが何か特別な事のような気がしてね。 |
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ESP Steeler 1987 |




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リバースヘッド、ローズウッド指板、 10 フレット目からスキャロップ加工、リアに Schaller Golden 50 ピックアップ、フロントに Seymour Duncan Jeff Beck 搭載、 Floyd Rose |
SINNER 、 Paul Shortino そして THE SYGNET と共に活動していた時の俺のメインギターだ。このギターで SINNER のすべてのアルバムをレコーディングし、数百というショーをこなした。 SILENT FORCE とのあるショーの際に、ステージで俺と D.C. (Cooper) が衝突しちゃって、ヘッドの先端が D.C. の頭に刺さってしまったことがあってね。その時の D.C. の血がまだヘッドの裏に残っているよ。 このギターは 1987 年に、普通の楽器店で購入したものだ。当時俺は PRINCESS というバンドをやっていて、あの頃有名だったスイスの CHINA というバンドのマネージャーのために重要なショーをやる事になっていた。このショーのためにもっとパワーのあるギターが必要でね。俺のストラトでは十分じゃなかった。そんな時、店でこの ESP を見つけたんだ。これはプロトタイプで、世界に 5 本しかない。スキャロップは、後からやってもらったものだ。 そのショーの前日にサウンドチェックをさせてもらったけれど、すべてがしっかりオーガナイズされていてね。ショーはソールドアウトになり、良いショーになりそうだった。サウンドチェックの際に、実際のライヴを想定したリハーサルを行ったんだけれど、その時にあるアクシデントが起きた。ステージ前方から後ろに下がる時に、思わず滑ってしまい、ギターから倒れてしまったんだ。その時もの凄い音がして、何かが壊れたんだとすぐに悟ったよ。なんと、ネックの一部が欠けてしまっていたんだ・・・買ったばかりのギターだってのにね!木材接着剤で簡単に直して、リハーサルを続けたよ。この部分は結局ちゃんとリペアしてもらわなかったけれど、今でもちゃんとくっついてるんだ! その後 SINNER のオーディションに行った時も、この ESP を弾いたんだ。このギターはあちこちの写真やビデオでみることが出来るよ。このギターは「歌う」のさ。 ボディ裏面にはかつて "counts" と書かれたシールが貼ってあった。これは、 Mat Sinner の 『Back To The Bullet』 アルバムに収録されている "Every Second Counts" という曲のビデオクリップ撮影用だったんだ。 ブリッジも汗でかなり錆びてしまっているね。アームも何度となくステージから落としたり、無くしたりしたけど、その度にチャンと俺の手元に戻ってきてるんだ。 Jeff Beck PU は、 1995 年に取り付けてもらったものさ。 |
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FENDER Stratocaster 1968 Sunburst |

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このギターはとても特別なんだ。ギターの方からやってきたんだ。 ある時、クリニックツアーでハンブルクのアンプタウンに行った。このギターは、ショップの壁に飾ってあって、俺は終始この一本を眺めていたんだ。それから、手にとってみたんだけれど、これが凄かった。この 25 年間に手にした中で「最高の」ストラトだった。 そこで店長が声をかけてきたんだ。「 Alex 、どうだい、気に入った?」俺は「ワオ!・・・この一本は信じられないね!!」と応えたよ。そしたら彼はこう言ったんだ。「それなら持って行って良いよ。支払いたい時に支払ってくれれば良い。それが一年後でも、二年後でも、三年後でも、いつだっていい。この一本は君に相応しいし、このギターも君を喜ばせてくれるだろう。私にとってはお金よりそっちの方が大切さ!」 信じられないような話だけど、本当の本当さ! |
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FENDER Stratocaster 1975 Sunburst |
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ロースウッド指板 |
このギターは、ドイツの Regensburg という町にある楽器店でワークショップをした時に見つけたんだ。壁からギターを手にとった瞬間、やばいぐらい気に入っちゃってね。ストラトらしく鳴りもいいけど、音がとても太いんだ。 SILENT FORCE の 『Walk The Earth』 のほぼすべてのリズムギターは、このギターで演奏しているよ。 |
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FENDER Highway 1 Stratocaster Honey Blond |

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メイプルネック、 10 フレット目からスキャロップ加工、 DiMarzio HS3 、 Sperzel ペグ |
スタジオ作業用のギターだ。いつもスタジオの中で接続されていて、すべての曲はこのギターを使って作曲されているんだ。友人の一人が Fender で働いていて、彼がこのギターを手に入れてくれたんだ。このギターはドイツの 『Gitarre&Bass』 誌でテストされ、とても素晴らしい評価をもらったんだよ。少しだけ改良して他のペグをつけて、リアには HS3 ピックアップをマウントしてある。チューニングがずれることもないし、サウンドも素晴らしいよ。このギターは SILENT FORCE の 『Walk The Earth』 アルバムの中で 75 年製のストラトと一緒に聴くことができるよ。 |
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FENDER Stratocaster 1969 |
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何を言えばいいかな。大きなヘッド、ピックアップはテキサススペシャル、最高の弦高・・・素晴らしいギターだよ。 |
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FENDER Stratocaster USA Blond |

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メイプルネック、 10 フレットからスキャロップ加工、 Floyd Rose 、ブリッジに DiMarzio super Distortion 、フロントに Seymour Duncan Jeff Beck 。 G2K Midi ピックアップ、 EVH D チューナー |
ボディの裏に貼ってあるシールは、 Yngwie Malmsteen の Attack ツアー時のバックステージパスだよ。俺にとって実験台的なギターだね。ギタリストなら一本ぐらいは実験用ギターを持ってるといいよ :-) |
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SQUIER Stratocaster 2001 Black |
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このストラトは、イタリアであるクリニックツアーをしている時に見つけたんだ。ボディもパーツ類も得になんてことはないんだけれど、ネックが素晴らしいんだ。 このギターはネックだけを理由に買ったんだ。いつかネックを他のストラトのボディにつけようと思ってるよ。 |
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J-HAY Telecaster |
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当時俺がギターを教えていた生徒の一人が最近このギターを製作してね。ギターを教えてくれたお礼としてプレゼントしてくれたんだ。 |
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HUNTER RR, Kahler Tremolo |

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Randy Rhoads が Ozzy と最初のツアーを行った時、彼をライヴで観ることが出来た。このギターは、そのライヴの直後に買ったんだ。 Hunter はハノーファーにあって、長続きしなかった会社だけれど、良いギターを作っていた。俺がアメリカ軍のクラブで演奏してた頃は、いつもこのギターを持っていった。とてもハードな日々で、このギターはそれに持ち堪える事が出来なかった。ヘッドは何度も割れちゃってるし、その他の部分も状態はかなり悪い。ネックは、 1988 年に、当時俺のギターテクを務めてくれていた Branco Jankovich (彼はかつて Michael Schenker にもついていたことがあるんだ)が、俺がもっと速く弾けるようにと、スキャロップしてくれたんだ。 |
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GODIN Acoustic A6 with G2K (2005) |
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俺は弾き易さと、素晴らしい音色を備えたアコースティックギターが欲しかった。その結果、 Godin に行き着いた。 Godin はとても親切で、俺が好きな一本を選べるようにと、オランダにある販売店にまで招待してくれたんだ。このギターには、後から GK2 ピックアップシステムをつけて、 Roland のギターシンセでコントロールできるようにした。ありがとう Godin ! |
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YAMAHA 12 Strings Guitar |
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1997 年頃、中古で購入したものだよ。俺は 12 弦ギターのサウンドが大好きなんだけど、この一本も結構弾きやすいんだ。スペックが手元にないから、ボディ材に関しては良く分からないけれどね。 |
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ALVAREZ MD80 12 Strings Guitar |
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ソリッドマホガニー材を使用したドレッドノートボディ、ソリッドイングルマンスプルースのトップ、ナチュラルフィニッシュ、サウンドホール 周りにアバロンロゼット、メイプルバインディング、ニッケルダイキャストペグ |
俺は 12 弦ギターの大ファンなんだ。 これは今まで弾いた最高の 12 弦だよ。とても滑らかな弾き心地で、サウンドも開放感があって素晴らしく、それでいて音量も大きい。恐るべき一本さ。 |
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ALVAREZ MD90C 6 Strings Guitar |

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インディアンローズウッド材を使用したドレッドノートボディ、ソリッドイングルマンスプルースのトップ、ナチュラルフィニッシュ、サウンドホール 周りにアバロンロゼット、メイプルバインディング、ニッケルダイキャストペグ、 System 600TMKII Electronics |
つい最近から ALVAREZ ギターのエンドーサーになったんだ。素晴らしいアコースティックギターを作っているところだ。 Ritchie Blackmore や Zakk Wylde もみんな ALVAREZ を弾いている。このギターは並外れているよ。とても高級感のあるサウンドをしていて、夢のようなネックをもっている。 Alvarez ギター用の贅沢なハードケースには、湿気がどれだけ高いかチェックできるように湿度計も付いているんだ。 |
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J&D Precision Bass |
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プレシジョンベースのサウンドが好きで、この一本を買ってみたんだ。高いものではなかったけれど、良く鳴ってくれているよ。 |
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DEAN Bass (1999) |
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自分でレコーディングする時にベースも弾けるようにと、 JADED HEART のベーシスト Michael Müller から一本売ってもらったもんだよ。 |
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その他のギターたち ( 2008 年 2 月現在 ) |
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